訪問日2023年8月(コラム修正2025年12月)
飯田橋駅のピースは…
かつて「飯田橋駅」から徒歩5分の場所に、長距離列車も発着していた1文字違いの「飯田町駅」が存在していました。
今回は、ちょっと映えるモニュメントも設置された飯田町駅跡を、ご案内します。

JR総武線・東京メトロ/東西線/有楽町線/南北線・都営大江戸線・飯田橋駅から
徒歩5分(東京都千代田区)
旅客営業は昭和8年までですが、紙輸送の貨物駅として平成11年まで存続していました
JRで飯田橋駅に降り立ち「東口」の改札口へ向かう時、かなりの距離歩いた記憶がある方も、いらっしゃるかもしれませんね。
あの長い距離、実は過去の駅になった「飯田町駅」と「牛込駅」が関係しているので少し歴史のお話をしますね。

明治22年に新宿駅から八王子駅間に「甲武鉄道(こうぶてつどう)」が開通しました。
5年後「牛込駅」まで延伸し「終端駅・飯田町駅」まで延伸を果たします。
昭和3年「①飯田町駅の御茶ノ水方面のホーム」と「②牛込駅」を統合した「飯田橋駅」が開業しました。

行き止まり式ホーム部分の「飯田町駅」は主に「長距離列車」の発着駅となりました。
昭和8年には「長距離列車」も起点を「新宿駅」に移し「飯田町駅」は「貨物専用駅」になります
「飯田町紙流通センター」の開設により、貨物駅として最盛期を迎えますが、「印刷所移転」や「トラック輸送」へのシフトにより、平成11年に「飯田町駅」は廃止されました。
🍀今回は「牛込駅・飯田町駅」が統合して誕生した「JR飯田橋駅」より「飯田町駅へピース探しに向かいます。
新たに誕生した「飯田橋駅」でしたが、カーブ上にホームが設置されたため隙間が大きく「乗降客の転落事故」が多発してしまいます。
令和2年にホームを直線上に配置できるよう「200m新宿寄り」にホームをずらし、乗客の安全を確保しました

この移設により、役目を終えた牛込駅跡にホームが戻ってきます。
移転前の「西口」は、旧駅舎からホームまで「長い連絡通路」を介してホームと結ばれていました。
逆に移設後は「東口」の改札口までの距離が伸びてしまい、長い通路が誕生したのです。

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電車を降りて東口へ確かに遠いですが「飯田橋駅周辺基盤整備計画」も策定されているので、これから大きく変わっていくことでしょう。
東口改札口を出て、線路沿いに「飯田町駅」を目指します

徒歩5分ほどで、「飯田町駅跡地」の「アイガーデンエア」に到着です。
綺麗な空間には「レール」が埋め込まれており「駅跡地」であることを静かに語りかけてくれます。


「飯田町駅・紙流通センター」跡地等を「JR貨物」が事業主体となり「土地区画整理事業」が行われました。
「アイガーデンテラス」には、「飯田町駅構内配線図・甲武鉄道の年譜」が記された「解説板」があります。
i=飯田橋・IDENTITY(歴史のある街)・I(私)
GARDEN=庭園・公園・水と緑の空間
AIR=空間・そよかぜ
広々したテラス空間から階段をあがっていくと鉄道の起点を表す、はじまりの印「0キロポスト」のモニュメント」があります。
かつて、この場所から多くの旅人が、まだ見ぬ遠くの街へと想いを馳せながら、列車に乗り込んでいきました。

今では洗練されたオフィスビルが立ち並ぶ風景ですが、この「0」の数字の意味を知っていると、目の前の都会の街並みがより一層、絵になり映えて見えてくるから不思議です。
一時は「ターミナル駅」でもあり、「紙輸送」でも大きな役割を果たした「飯田町駅」、平日はビジネスパーソンの「憩いの場」になっています。
飯田橋駅のピースいかがでしたか?
もしここを訪れた際は、0キロポストの向こうに見えた「都会の街並み」がどんな風に映ったか、ぜひ教えてくださいね。
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